福井県が幸福度ランキングで1位に選ばれるワケ

教育・政治など

何に対してもランキングというものが存在しますが、幸福度というランキングがあるのをご存じでしょうか?教育と仕事を軸にして図り、国の統計などをもとに分析されるのだそうです。

そして福井県は子供の学力がトップクラスである上、この幸福度も常に上位を占めています。最新のランキング結果でも見事1位に輝きました。

今回は、福井県が幸福度全国1位の理由を探っていきましょう。

福井県は何故幸福度が高いのか?

幸福度ランキングとは?

幸福度ランキングとは、民間のシンクタンクが独自にランク付けしたもので、2年に1度発表されます。仕事、教育、生活、文化、健康を分野ごとに調査した国の統計をもとにし、幸福度を分析してランク付けをします。

福井県は常に1位を獲得

最新のランキングで1位に選ばれた福井県は、過去3回に続く快挙で2位は富山と続き北陸が上位を占めているのも興味深いことです。

福井県の評価の中で特に高いのが仕事と教育で、前に子供の学力が高い要因をご紹介しましたが、仕事面においても「働く女性の割合」が全国1位ということも要因の一つであると考えられています。

女性や若者が安心して働ける雇用の安定、子供が健全に成長できる教育環境が勝っているということなのでしょう。

幸福度ランキングで上位に選ばれる理由

しあわせという言葉の成り立ちは、しごと、あそび、わ(輪)、せいかつの頭文字を取ったもので、なるほど!と納得できますね。

この「しあわせ」つまり幸福度が高い福井県には、しあわせを感じるどんな魅力の要素があるのでしょうか?

仕事面において成功者が多い

福井県は人口10万人に対して社長排出数が1,457人で、これは全国トップで成功者がとても多い県であると言えます。

その要因であるのが、粘り強さ、創意工夫の精神、勤勉さであると分析されています。

地元愛が強い

本社が福井にある会社では、社員の90%がほぼ福井出身で応募者も福井出身が少なくありません。このことから、県民が地元の企業に就職したいという願望が強いということが分かります。

地元愛が強いわけだけでなく、実際働き場所が多いというのも要因のようです。

人口移動が少ない

働く場所に困らないという理由もあって、福井県の人口の流入は他県に比べると少ないです。県民の8割近くが県外で生活した経験を持たず、言い換えれば他県の住み心地と比較できないというマイナス面もありますが、何かしらの地元への満足感があるからでしょう。

収入は高くても慎ましい生活

福井県は持ち家比率が高く物価も低いという傾向があり、あまりお金を使わず慎ましい生活を送っているイメージがあります。

けれど比較的広い家に住み、一点豪華主義というところから使う時には思い切りお金を使うという県民性があるようです。

先に述べたように、住民の流入が少ないということは地元愛が強いのかもしれません。ですから幸福度が全国1位であることに、あまり反応しない住民が多いのも確かです。

要介護認定を受けている高齢者が少なく、寿命も長く男女平均は83.71歳で全国2位ということも幸福度の高さに繋がるのでしょう。

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