小浜や高浜など、福井県の小さな町もだんだんと人気が出てきましたね。
とはいえ、まだまだ知られていないスポットもたくさんあります。
「常神(つねがみ)半島」がその一つ。福井の人でも知らない人の方が多いこの場所は、実は隠れた魅力の宝庫なのです。
今回は、そんな謎に満ちた常神半島にスポットを当てていきましょう!
常神半島ってどんなところ?
常神半島は、若狭湾の中ほどに突き出た半島で、複雑なリアス式海岸を有しています。
半島一帯の海水は透明度が非常に高く、暖かい海域と冷たい海域の生物が共存しているという珍しさから、国の海域公園にも指定されています。
観光地化が進んでいないため、手つかずの大自然を思う存分楽しめる場所です。
常神半島にまつわる伝説
常神半島には、はるか昔、神功皇后が朝鮮遠征の途中雨風を凌ぐために立ち寄ったという言い伝えがあり、常神社ではその神功皇后が祭られています。
「常神(つねがみ)」、「神子(みこ)」、「御神島(おんがみじま)」など、「神」にちなんだ地名が多く見られることからも、常神半島は神々の宿る重要な地だったと言われています。
常神半島の見どころ・アクティビティ
常神の大ソテツ(常神)
半島の先端・常神の旅館「そてつの家」に自生する大ソテツ。
国の天然記念物にも指定されており、樹齢1300年以上、高さ6mにもなる風貌には思わず魅入ってしまうでしょう。
インド人が漂着して植えたとも言われていますが、詳細は不明のようです。
御神島(常神)
半島の先端に位置するこの島では、ぜひ海水浴を楽しんでみてください。
海の底が見えるほど透明度抜群なので、シュノーケリングにもおすすめです。
さらに、無人島なのでプライベートビーチ感も満載ですよ!
島へは、民宿の人に頼んでボートで連れて行ってもらえます。
神子の山桜(神子)
地元の人からは千本桜とも言われる約300本の山桜。
見頃の時期には山々がピンクに染まり、若狭湾の青色とのコントラストは絶景です。
県の名勝にも指定されており、花見スポットとして近年注目を集めています。
海釣り公園みかた(小川)
半島の中ほど、小川集落にある釣り堀施設です。
いろいろなコースが用意されており、子どもから上級者まで、家族全員で釣りを楽しむことができます。
バーベキューテラスも併設されており、自分で釣った魚をその場で食べる贅沢を味わえますよ!
常神半島へのアクセス
車かバスの2択に限られますが、バスは本数が非常に少ないので、車の方が便利です。
■車の場合
車舞鶴若狭自動車道「若狭三方インター」で降り、三方五湖沿いを走ります。半島にはガソリンスタンドはないので、三方インター付近で満タンにしていくことを忘れずに。
■バスの場合:JR 小浜線三方駅で下車し、若狭町営バス「常神行き」に乗車。
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