福井県の歴史観光にぴったりのフォトジェニックな名所といえば「熊川宿」。
江戸時代の建物が立ち並ぶ、趣のある街並みはゆったりとした時間がながれています。最近ではカフェや雑貨屋さんに訪れる観光客でにぎわっているようです。
では、ブーム到来中の「熊和川宿」について紹介しましょう。
「熊川宿」とは?
若狭から京都を結ぶ宿場として重要な役割を果たしていた「熊川宿」。小浜の城主であった浅野長政に保護され、戦国時代終盤では交通と軍事の要衝となった場所です。
人々が行きかううちに大陸の分化や海の幸が福井で出回ったと言われています。
国の重要伝統的建物群保存地区に指定されている熊川宿は、江戸時代からある番所や町家を見物できる場所です。
街道に沿って流れている川は、夏は打ち水、冬は融雪に使われる街に欠かせない用水路。平成の名水100選に選ばれるきれいな水が流れています。
「熊川宿」で巡れるカフェ・雑貨屋
熊川宿では街道沿いに、江戸時代の家をリノベーションしたカフェや雑貨屋が軒を連ねています。おすすめのお店を3つ紹介しましょう。
「iroori labo.」
築年数100年を超えている和カフェ。蔵屋敷ならではの高い天井や太い柱に歴史を感じます。有機栽培された茶葉を使ったオーガニックなドリンクがメイン。名水百選の水を利用したブレンドコーヒーも人気メニューです。冬になると畳にこたつが登場して、まったりと暖まれるおすすめカフェ。
「若州窯」(じゃくしゅうよう)
築年数150年の古民家をリノベーションしてオープンした陶芸工房。
熊川を流れる水を使ってろくろをまわし、自然に馴染むシンプルな陶器を制作しています。
「NPO法人 若狭の空と海とものづくり」の情報発信基地として、海外に日本陶器の魅力を発信する場所でもあります。伝統工芸で作られるものに興味のある方はぜひ立ち寄ってみてください。
「さんぽ道」
築年数100年以上のお豆腐屋さんをリノベーションしてできた「さんぽ道」。
店内を流れる川のせせらぎが耳に心地よく、リラックスできます。600円(税込)で食べられる「へしこおにぎり」はカフェの定番メニュー。福井の伝統料理である鯖の糠漬けと大葉、金ゴマのおにぎりです。
福井県の南でPRご当地キャラクターとなっている「嶺南ミカミちゃん」のオリジナルグッズなど、地域ならではの雑貨を販売しています。
住所:福井県若狭町熊川30-5
HP(食べログ):https://tabelog.com/fukui/A1803/A180302/18005422/dtlrvwlst/B116504113/
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