福井市から南東に約10㎞離れたところにある「一乗谷 朝倉氏遺跡」。
戦国時代に103年間、越前を支配していた城下町の遺跡です。歴史好きな人なら見逃せない、当時の街並みがほぼ完全に残されている「一乗谷 朝倉氏遺跡」の概要や楽しみ方を紹介します。
「一乗谷 朝倉氏遺跡」とは?

画像引用元:http://fukuisan.jp/ja/asakura/index.html
福井市街から約10㎞離れた場所に埋まっていた城下町の遺跡です。
戦国時代に朝倉氏が5台に渡って支配していた城下町がほぼ完全な姿で埋まっていたため、今でも当時の街並みを見られる貴重な文化財となっています。
京都の金閣寺や広島の厳島神社と同じように、国から特別な史跡として認められ、保護されている遺跡。
毎年8月には2つの祭りを同時に開催して、約15,000個を超えるキャンドルに火がともされます。当時の衣装に着替えて散策すれば、まるで戦国時代にタイムスリップしたかのような感覚です。
400年眠り続けた「一乗谷 朝倉氏遺跡」の散策をしよう
「一乗谷 朝倉氏遺跡」には朝倉市の居城跡と復元された城下町があります。
当時、文化人として知られていた戦国大名である朝倉氏が支配していた城下町は、多くの商人や文人が行きかっていたため小京都と呼ばれていました。
復元された城下町エリアを散策すると、当時の屋敷や町家が再現されているのが分かります。台所や中庭などを見学して、戦国時代に暮らしていた人々の様子を感じ取れるでしょう。
また、甲冑やお姫様が来ていた小袖を着つけてもらえるコーナーがあります。
当時にタイムスリップした気持ちになって、「一乗谷 朝倉氏遺跡」を楽しみたいなら衣装の着付けを体験してみるのがおすすめです。
朝倉氏の居城跡には土塁がめぐらされており、門をくぐると庭園や御殿の跡が残っています。建物の復元はされていませんが、点在する跡を見るだけでも朝倉氏が生活していた荘厳な屋敷は容易に想像できるでしょう。
「一乗谷城」を散策してみよう
城下町や朝倉氏の居城跡だけではなく、山頂に登って当時の土塁や堀、空堀の跡を楽しめます。
急な山道を1時間近く歩かなければなりませんが、日本の中世を感じながら当時の城の仕組みを知れるのでおすすめ。
山頂まで行けば、日本海まで見渡せる絶景が広がります。
山の緑や川のせせらぎ、季節ごとにみられる植物を楽しみたいなら、城下町にとどまらず「一乗谷城」まで歩いてみましょう。
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