【福井県年縞博物館】三方五湖周辺は、知られざる歴史の宝庫!

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さて、三方五湖周辺の見どころは、景色だけではありません。

実は、ここ若狭・三方五湖周辺は、日本の古代史を探る上で重要なカギを握っている地域でもあるのです。

 

今回は、そんな若狭・三方五湖周辺の歴史をテーマにした縄文ロマンパークと、パーク内にある2つの博物館をご紹介します。

縄文ロマンパークに行ってみよう!

三方五湖の一つ、三方湖付近には、縄文時代草創期~前期を中心に営まれた集落遺跡・「鳥浜貝塚」があります。

丸木舟をはじめとする多種多様な遺物が極めて良好な保存状態で発見され、1376点に及ぶ出土品が国の重要文化財に指定されています。

 

「縄文ロマンパーク」は、そんな若狭と縁の深い縄文時代をテーマにした公園です。

広場には、縄文時代の竪穴式住居や道具が再現されており、太古の昔にタイムスリップしたかのようなロマンが味わえます。

縄文キャンプや子供向け体験教室、フードトラックなどの出店イベントも定期的に行われているので、家族でのお出かけにもぴったりの場所です。

縄文博物館

画像引用元:FUKUI若狭ONEweb

土偶のおなかをイメージして造られた博物館は、屋根が芝生で覆われており、見た目がとてもユニークです。

縄文文化をテーマとし、鳥浜貝塚から出土した遺物を中心に、丸木舟や縄文土器、石器、木製品、種子、骨などが展示されています。

 

縄文時代や縄文人についてわかりやすく解説してくれる博物館です。

年縞博物館

画像引用元:FUKUI若狭ONEweb

年縞(ねんこう)とは?

年縞とは、長い年月をかけて湖の底に溜まった堆積物のことです。

白い層と黒い層が交互に積もり、縞模様を形成しているため、年縞と呼ばれます。

そのため、年縞を調べれば当時の自然環境がわかり、出土品の年代も極めて正確に特定することができるのです。

水月湖の年縞が重要視されるワケ

三方五湖の一つ・水月湖では、7万年分・45mにも及ぶ世界最長の年縞が1991年に発見されました。

これほどまでに古い年縞が、さらに1年も欠けることのない完全な状態で見つかるというのは奇跡的なものであり、年代測定においての「世界のものさし」として、世界中から重要視されています。

画像引用元:福井県HP

年縞博物館では、年縞を映像で学べる「年縞シアター」、7万年分・45mの年縞をステンドグラス状に展示した「水月湖年縞7万年ギャラリー」など、あまり知られていない年縞のことがわかりやすく学べるような工夫が施されています。

 

「年縞ポスター」や「年縞定規」など、ここでしか買えないユニークなグッズもいっぱい!

楽しみながら年縞について学ぶことができますね。

奇跡の湖とも称賛される三方五湖には、訪れる価値が満載です!

三方五湖の絶景・歴史を、心ゆくまで味わってみてください!

 

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