福井で寺の観光なら禅寺として有名な永平寺

観光スポット・施設

福井県でお寺と言えば永平寺を思い浮かべる人が多いでしょう。この寺院を一度参拝すれば、誰もが霊験あらたかな感覚に囚われ、静寂の中に身を委ねようとします。

年中参拝客が絶えないのも、この何とも言えない厳かな雰囲気に包まれたいという気持ちが沸き上がってくるからかもしれません。

今回は、最も修行が厳しいと云われている永平寺に焦点を当てていきましょう。

■永平寺とは

福井県吉田群永平寺町にある大本山永平寺は、観光スポットとしても名高い寺院です。

1244年に道元禅師によって建立され、その2年後に永平寺と名が改められました。雲水と呼ばれる200名ほどの修行僧が常に修行を行い、修行に励む様子を収めたドキュメンタリー映画の上映も興味深いものがあります。

10万坪の広大な敷地には70ほどの堂宇(神仏を祭る建物)が深い森の中に佇み、その中でも法堂、仏殿、山門、僧堂、庫院、東司、浴室の七道伽藍(しちどうがらん)は大切な修行の場とされています。2015年には「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で二つ星を獲得し、外国人観光客も増え続けています。

■永平寺の見どころ

◆傘松閣(さんしょうかく)

傘松閣は1993年から2年の歳月をかけ再建され、併せて天井画も修復されました。144名の著名な画家によって描かれた天井絵は、230枚にも及ぶ力作揃いです。

美しい花や鳥が主に描かれているのですが、鯉2枚、唐獅子2枚、リス1枚の計5枚を全て見つけると願いが叶うと伝えられています。

伝説であっても、幸運が潜んでいるなんて夢がありますね。

◆瑠璃聖宝閣(るりしょうぼうかく)

2002年に改築された瑠璃聖宝閣は永平寺の宝仏殿であり、展示場と収蔵庫を兼ねています。国宝の「菩勧座禅儀」を始めとし、重要文化財の絵画や書籍が数千点収蔵されています。

秘蔵の宝物は見ごたえがあり、見逃せないスポットの一つです。

◆夫婦杉

永平寺には立派な杉が立っていますが、その中に根本が一つで幹が二本に分かれている大木があります。その一心同体の姿がまるで夫婦のように見えることから、夫婦杉と呼ばれるようになったそうです。

その仲睦まじい姿を見てあやかりたいと、多くのカップルが訪れています。

◆回廊

先に述べました七道伽藍を結ぶ回廊は永平寺の名物であり、まずその整備された美しさに驚かされます。掃除も修行とされていることから、毎日多くの修行僧が雑巾がけをしているとあって、長い廊下がピカピカに光り輝いています。

この美しい回廊を見るだけでも、心が洗われるような思いがします。

■拝観時間と拝観料

◆拝観時間

季節によって拝観時間が異なります。

  • 5月~10月:8:00~17:30
  • 11月~4月:8:30~17:00

※年中無休

◆拝観料

  • 大人:500円
  • 小中学生:200円
  • 障がい者:200円
  • 未就学児童:無料

◆写経(今現在休止中)

拝観料+1,000円

◆参禅

拝観料+1,000円

■永平寺の場所(住所)

〒910-1228 福井県吉田郡永平寺町志比5−15 大本山永平寺

素晴らしい建造物を見て歴史に触れることが拝観の目的でありますが、永平寺の魅力は、やはり修行に励んでいる雲水さんをまじかに見られることだと感じます。その様を見て自分自身を律する人も少なくありません。静寂の中で座禅体験をするのも良いかもしれませんね。福井県を観光で訪れた際には、是非永平寺の奥深さを堪能してください。

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