福井県鯖江市はメガネの聖地!

銘菓・お土産・名産

今やメガネは視力矯正に留まらず多様化し続けています。スポーツや趣味などにも欠かせないアイテムであり、また目の健康意識の高まりで需要も増えています。

このメガネに大きな影響力を持つのが福井県の鯖江市で、「メガネの聖地」として名が知れ渡っています。今回は、メガネに焦点を当て歴史などを探っていきましょう。

■「めがねのまち さばえ」

福井県鯖江市は、「めがねのまち さばえ」というキャッチコピーがあるくらいメガネで有名な街です。人口約7万人のこの街はメガネの聖地とも呼ばれ、伝統の技でメガネ作りに励んでいます。

フレームにおいては国内シェア率が96%で、金属アレルギーを起こしにくいチタン製メガネを世界で初めて作ったのも鯖江市です。

◆鯖江市がメガネ産業で栄えた理由

1905年鯖江市の議員を勤めていた増永五左衛門が、メガネ作りを思い立ったと云われています。北陸地方は冬になると田畑も雪に覆われ、農業ができなくなってしまいます。

その期間少しでも収入を得ようということで、屋内で作業ができるメガネ作りが始まったのだそうです。

物作りの職人が多かったのも要因ですが、東京などからメガネ職人を呼び寄せ、地域住民が技術を学び最高級のメガネを生み出していきました。

◆鯖江ブランドの優れた点とは?

耐久性

まず時間を掛けてガラ研磨と呼ばれる手法を施し、最終工程で手磨きを行うことで耐久性を高めています。海外ブランドの多くは最初から手磨きなので、金属の表面が硬化してしまいメッキの密着度が低くなるという欠点があります。

デザイン性

細部にまで拘ることで、デザイン性は高まります。日本文化を取り入れ、職人が手作業で作り出す製品には何とも言えない艶があります。

和を強調したデザインも多く、和装にも合うと好まれています。

安全性

ネジや丁番、パットなど細かい部品まで品質に拘り、より安全性の高いものを採用しています。

気配り

メガネを掛け続けていると、フレームによって痛みが生じることが少なくありません。

そのようなマイナス面を少しでも解消しようと、掛け外しの時の肌に当たる感触を和らげたり、耳に当たる内側のカーブ部分を滑らかにする努力をし、使い心地をよくしています。

■めがねミュージア厶アクセス

〒916-0042 福井県鯖江市新横江2丁目3−4 めがね会館

今の時代は、パソコンやスマートフォンなしではスムーズに仕事ができません。それによって眼精疲労や若年層の老眼が問題となり、ますますメガネの需要が増加していく傾向にあります。

鯖江市では自社工場を持つメーカーが増え、自社工場ならではの品質基準の確立やリーズナブルな価格を実現しています。福井のメガネフレームをアクセサリー感覚で身に着けるのも今風なのではないでしょうか!

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